Document Object Model

カテゴリ: コンピュータ / 公開日: 2007年6月20日(水曜)09:44 / 投稿者: Tom Goodsun
通称DOM(ドム)。最近のウェブにおいてはこのモデルは重要な位置を占めている。 ドキュメントオブジェクトモデルとは、呼んで字のごとく、文書をオブジェクトとしてとらえる方法のことを言います。
XMLがその代表格で、同じマークアップ言語のHTMLもDOMで、様々な言語でXML、HTML共通の命令を使って操作することができます。

たとえば現在JavaScriptでは、文書内に文字を表示させるのに、document.write()ではなく、IDを指定するdocument.getElementById().innerHTMLを使うのがいいとされています。これがいわゆる操作の部分です。


ではオブジェクトとはなんなのか。
オブジェクトはとは英語で「目的、物」という意味です。ここでいうオブジェクトはどちらかというと「物」を意味します。
「物」とは実体であり、人はそれを使って何かをします。たとえば、鉛筆は「物(オブジェクト)」で、それを構成しているのは芯や木。そして鉛筆にはHB、B、2Bなどの種類があります。

この例をマークアップ言語に置き換えると、ノード(node:開始タグから終了タグまでを言う)をそれぞれオブジェクトとしてとらえ操作します。そのノードを構成しているのはタグや属性、タグではさまれているデータです。

ドキュメントオブジェクトモデルは、こういった考えの下、ノード、属性、データを操作するために考えられたモデル(model:手本)なのです。

Ajaxの核をなすJavaScript、サーバーサイド言語のPHP、CGIなどもDOMを操作できるもので、主にXMLとリンクしたDOM関数が用意されています。