文字しか識別できない世界
今日本屋でちらっと立ち読みした本。ちょっと面白かった。買おうか迷った挙句見送ってしまった。「だから御社のWebは二度と読む気がしない」(Amazon) 中々ずきっとくるようなことも書いてあるし、なるほどと思うようなことも書いてあった。
今の検索システムというのは文字データでしか検索できない。ウェブで仕事をするにあたって文字の表現がどれほど大事かということを述べていた。そして読みやすさと見易さは違うという。ちょっと気になるので、気が向いたら買って呼んでみたいと思う。
この本にも書かれていたが、検索が文字データでしか行われていないというのは、まさにそのとおりだ。そしてそれが人と機械の大きな差でもある。人間は視覚的に得た情報は画像として処理され、その内容を理解して、計算したり、読んだりすることができる。機械というのはあくまでも0と1でしか判断できない。この弊害は人の欲求を満たしてはいない。
たとえば人はどの角度から見ても「東京タワー」を識別できるだろう(見慣れているということもあるが)。物体は画像で表現すると実にさまざま。「東京タワーのある風景」もまた、さまざまだ。それらを検索対象に「東京タワーのある風景」を検索結果の一つとして出すだけでも、構造の難度さやハードウェアへ負荷を考えるととてつもないことになる。
でもそうなれば、機械も一つ人にとって感覚的な操作が可能なもになると思う。