利用者にとっては不便なはずですが・・・
FeliCa・・・非接触型のICカードのこと。主に電子マネーやIC乗車券など、プリペイド方式によって利用され、これからも発展が見込まれる。まさにユビキタスな品のひとつ。2007年の話題の商品のひとつです(ニュース記事より)。
<%image(blog/20071229002.png|300|208|私が持っているFeliCa製品)%>
何度かこのブログでもお話しましたICカード。非常に便利で、IC乗車券(私のはICOCA)を持っていれば、Suica、PiTaPa、ハートインやデイリーインで利用することができます。さらに2008年にはSuica・ICOCAはJR東海管内のTOICAでも相互利用できるようになる。ユビキタスという言葉が言われ始めて何年経つか知らんが、まさにユビキタスな社会である。
ユビキタス【ubiquitous】
ギリシャ語で「神の遍在」を意味し、それにあやかって、どこにでもコンピュータがあり、意識せずにネットに接続し、情報をえたり、その恩恵にあずかるといった意味で使われる。
だが今現在、どれほどのICカードが存在するのだろう。Wikipediaで調べてみた。
非常にたくさんのICカードが存在している。
乱立という言葉が似合うほどだ。もちろんこれらすべてがそれぞれの分野で相互利用可能なわけではないのは言うまでもないだろう。
電子マネーという限りには、先払い(プリペイド)分の価値がそのカードにはある。お金は国が管理しているため、どこでも使えるが、電子マネーはそれぞれの企業で定めた内容で行われるため、どこでも利用できるわけではない。これは利用者にとって不便だ。
Edyの導入が早かったコンビニのam/pmだが、Edyを有名にしたコンビニはサークルKサンクスだ。そのあとセブンイレブンのnanacoがでて、ファミリーマートではドコモのiDとEdyが使えるようになった。
このように社会は発信したい者が発信したい放題の、一見無秩序のような世界に見える。ユビキタスとはこういうことなのか?
確かに、IC乗車券は普通に切符を改札に通すよりは早いし、とても便利だ。しかし、利用区間に含まれていないJR西日本管轄のICOCA対応駅・米原駅とJR東海管轄でTOICA対応駅の関ヶ原駅の間はそれぞれのICカードは使えるものの、これをまたいでの利用はできない。この地域に住んでいる人はICカードの恩恵は、同じJRなのに他社路線につき利用できないという理由により、授かれないのだ。
<%image(blog/20071229001.png|500|300|米原駅~関ヶ原駅間の対立?)%>
2007年話題を呼んだICカードだが、問題は山積である。