ICカード乗車券の未来
これほど乱立してていいのだろうか。ICカードの数はハンパない。以前も「nanaco」のことについて触れたが、今日は鉄道各社が提供するICカードのお話です。 今ではICカードの機能は携帯電話に搭載されるほど、日本の技術とアイデアはすごいものなのです。「持ち運びする」「携帯する」がポイントなんでしょうね。
皆さんもご存知、JR東日本の「Suica」とJR西日本の「ICOCA」。そしてJR東海が出した「Toica」。
SuicaとICOCAは、制限があるものの相互利用可能になっています。Toicaも2008年にそれぞれと相互利用可能になるそうです。
JR東日本とJR西日本はそれでもうまくやってるような感じがします。その中間にあるJR東海がICカードを導入したことで状況は少しややこしくなったような気がします。
たとえばJRの米原駅の場合。在来線の駅はJR西日本の管理する駅ですが、JR東海も乗り入れる接続駅です。JR西日本のアーバンネットワーク内の駅なのでICOCAが使えます。しかし、乗り入れているJR東海のToicaは使えません。この壁をなんとかしてほしい。
そうなれば、JR西日本・JR東海で相互利用可能になります。ですがそんな話はまだあがっていません。
技術的には可能だと思います。JRが導入しているICカードは同じ規格を準拠していますし、新幹線や長距離区間を運行する列車は、JRシステム(鉄道情報システム)で、相互に情報をやり取りしています。この応用の先に、途切れないIC乗車券システムの利用があると思います。
ですがそれが来る日はだいぶ遠そうです。