CentOSにyum installするときにremiレポジトリを使う
CentOS 6.0が公開された。
そこで、あらためて有名なremi repositoryを使うに当たっての覚書を記す。
基本的にはCentOSプロジェクトが用意しているリポジトリは使用しない。
外部レポジトリを使って最新パッケージがインストールできる環境を構築しておく。
Linuxの場合インストールにはパッケージマネージャを使うのが便利。
特に理由がない限りはこれを使う。依存関係をすべてインストールしてくれるほか、ソースをコンパイルするのにかかる時間なども削減できる。
そこで、有名なremi repositoryを使う。
http://blog.famillecollet.com/pages/Config-en
特にRedHatに完全互換しているCentOSやScientific LinuxはRedHat用のパッケージがそのまま使える。
まず、CentOSにremi repositoryの設定をインストールする。
例えばCentOS 6.0の場合、対応しているrepositoryは「Enterprise Linux 6」と記述されているものだ。
上記のページで「Enterprise Linux 6」の項目を探して、記述されているwgetコマンドとrpmコマンドを実行する。
そうすると/etc/yum.repo.d/remi.repoというファイルができるので、こいつをエディタで開き、enabled=0を以下のように書き換える。
enabled=1
これでremi repositoryから最新のパッケージをインストールできる。
通常は必要が無い限り0に戻すようにとの記述が多いが、私は不精者なのでそのまま放置。
勘のいいかたならもうお分かりかもしれないが、どのレポジトリのインストール方法見ればいいかはバージョンの数字に関係している。
つまり、上記のようにCentOS 6.0に対応したものはEnterprise Linux 6。CentOS 5.xはEnterprise Linux 5となる。