coLinuxをインストールする
ではcoLinuxをインストールしましょう。
http://www.colinux.org/から画像のパッケージをダウンロードします。これはcoLinuxのコアとなるものです。何はともあれ、これをインストールしないと何も始まりません。最新のものでいいので「.exe」をダウンロードしましょう。


ダウンロードしたら、もちろんダブルクリックして、インストーラーを起動します。 ウィザードに従ってどんどんいってください、、、といいたいところですが、「Choose Components」(コンポーネントの選択)でちょっととまってください。ここで一つだけインストールしないものがあります。「coLinux」の中に「Bridged Ethernet (WinPcap)」という項目のチェックははずしてください。何かというとネットワークの設定の一つなんですが、これは必要ありません。インストールしても問題はないと思いますが、後々coLinuxをLANに参加させるときに厄介みたいなのでインストールはしません。
この2つ次の画面で実際に使うLinuxのディストリビューションを指定します。するとインストール時に一緒にダウンロードされます。私はFedoraを選択しました。
ちなみにここで「No download」として、あとで最新版をダウンロードして使うこともできます。私がしたとき、coLinux用の最新Fedoraは9ですが、インストーラーは7だったので、入れ替えました。それも非常に簡単にできます。
ここにないディストリビューションが利用可能なのもこういった理由によるものだと思います。

なぜそんなことが可能なのかというと。ディスクイメージという方法で動いているからです。
ディスクイメージとはディスクやドライブを仮想化する方法の一つです。ここまでのインストールが終わると、coLinuxのインストールディレクトリには「*.img」というファイルができます。これがディスクイメージファイルであり、今回やろうとしているcoLinuxのディストリビューションの実体もここにあります。これとcoLinux、あとカスタマイズ用の数点のファイルを適切に設定することでLinuxが起動するようになります。
次の記事ではその設定方法について、記します。