WindowsでLinuxを用意するには
では実際にWindowsでLinuxを用意する手順をご紹介していきましょう。
まず、前の記事でも述べたように、今回はマシン1台をLinuxにするのではなくWindows上で擬似的にLinuxを用意します。いくつか種類があるのですが、代表的な方法は以下の3つでしょうか。
- Cygwin(「シグウィン」って読むのだと思うのだけれど・・・)
LinuxのファイルシステムをWindows上で動作するようにDLLなどをかましたもの
http://www.cygwin.com/ - Cooperative Linux(「coLinux」と呼ばれています)
マシンにLinuxをインストールするのと同じような感覚で使えます。
http://www.colinux.org/ - VMware(「ブイ・エム・ウェア」。バーチャルマシンといわれています)
残念ながら実績がないので、調査中ということで、、、
http://www.vmware.com/
まぁどれがいいとかは個人差があると思いますが、CygwinというのはあくまでWindowsをベースに擬似的にLinux的な環境を手に入れるもので、Linuxとしてはだいぶ物足りない感じがします。でも、Windowsのツールとして使うと便利なことがたくさんあります。今回ご紹介するのは2つ目のCooperative Linux(以下、「coLinux」)を使った方法です。Windowsにあまり依存しない、しかもWindows上に擬似的なLinuxマシンがいるかのようにLAN内からもアクセスすることが可能なので、とても便利です。さまざまなLinuxを入れることは可能ですが、インストールがとてもややこしいので、coLinuxがデフォルトで提供しているFedoraのディストリビューションを使います。
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
ほんとにちなみにですが、Cygwinのアンインストールでお困りの方は、まずレジストリからCygwin関係のキーを削除してから再起動してCygwinのディレクトリを消すと警告なしで消えますよ。詳しいやり方は検索してもらったほうがいいですが、大体やり方が逆ですね。私はこれで解決しました。