Linuxを理解する

カテゴリ: Linux Master / 公開日: 2011年1月23日(日曜)14:55 / 投稿者: Tom Goodsun

そもそもLinuxはなんなのか。

LinuxはWindowsやMacと同じOSです。比較的低スペックのマシンでも動いてくれて、しかも無償でも手に入れることができるといった、なんだかいいことがいっぱいのような気がするOSですが、使いこなすにはそれなりの専門知識が必要です。WindowsやMacのようにGUIも提供されていますが、主にコマンドで操作するちょっと特殊なOS、、、って言うかちょっと古風な感じがする操作感ですが、使いこなせるとパソコン技術者だなって感じがします。

Linuxの種類は豊富で、いろいろなLinuxがあります。それは有償版から無償版まで、ファイルシステムの形態など、実にさまざまです。これらはディストリビューションと呼ばれており、RedHatというディストリビューションのLinuxから派生したRPM系、KNOPPIXなどのDebian系など、きりがありません。なぜそんなことが可能なのか。

もともとLinuxはオープンソースという形態で配布されていました。オープンソースとは、通常ソフトウェアの仕組みなどを公開しない(公開してしまうと技術の価値が希薄になり、金にならないから)ところを、公開して、誰でもカスタマイズできるようにしたからです。ここがLinuxの優れてる点の一つといえます。世界中の技術者が協力して、今までのLinuxを作ってきたといえます。そして、Linuxは今でもオープンソースとして配布されています。

有償版を除いて有名なディストリビューションは、CentOS、Fedora Core、Vine Linux、KNOPPIX、Debianなど。一番良く使われるのはCentOSかと思います。理由はさまざまですが、老舗のRedHatという有償ディストリビューションから派生している点でしょうか。Vine Linuxも同じRedHat系ですが、他のディストリビューションがCD6枚やDVDの容量が必要なのに対し、CD一枚で済むのでひそかに人気があります。

だいたいLinuxの操作は一緒なので、どれか一つで勉強しておけば応用はいくらでも利きます。というよりは応用しなくても、そのまま使えるでしょう。

このサイトの「WindowsでLinux環境を作ろう」のコラムでもLinux環境のつくり方を紹介しているので、その延長線上でお話を進めていきたいと思います。