どこでもいいとは言うが、実は近所しかダメな事実(病院と薬局)
いつからか、診療所や総合病院を含めて処方箋方式の投薬をするところが増えた。これの真の意味は私も良く知らないのだが、病院をよく利用するもとして「どこでもかまわないので」という言葉によくひっかかる。
「どこの薬局でもいいので、この処方箋を渡してくださいね」
と病院の受付の人は言ってくれる。これをどこまで信用するかは、はっきり言って患者次第。
「診療所・総合病院・大学病院 全国どこの処方箋でも受け付けます」
という薬局の看板をどこまで信用するかははっきり言って患者次第。
この2つはどちらも間違っていないし、結局同じ答えにたどり着くのだとよくよく思う。
というのは前者の「どこの薬局でも・・・」というのは、「どこの薬局でも一応受け付けてくれます」ということだろう。同じく後者の「どこの処方箋でも・・・」というのは、「どこの処方箋でも薬は手配できます」あるいは「手配するように努力します」と受け取るのが正しい。これは私の実体験からの話である。
私は皮膚科に常にかかっており、これとは中々縁が切れない。というのはアレルギーをお持ちの方ならお分かりかと思う。ある日、風邪をひいたので耳鼻咽喉科に行った。そこでもらった処方箋を持って、元々行く予定だった皮膚科へ行った。もちろんそこでも処方箋をもらった。で行ったのは、皮膚科でいつも使っている薬局。この2枚の処方箋を提出した。最初の言葉を信じれば、ここで両方の病院から処方された薬がもらえるはずだ。まさに一石二鳥。私もそう思っていた。
しかし数分後、薬剤師が行ったのは。。。
「今この近くでこの薬(耳鼻科で処方された方)をおいているのはA薬局(耳鼻科の近所)だけなんで、今からバイクで取りに行ってきます」
とんだ勇み足だった。
ご存知の方もいるだろうが、同じ効能の薬でも、薬の名前が違う。医師は効能ではなく薬の名前で処方箋を作ってくれる。薬剤師この指示通りに薬を調合して、渡してくれる。だから、同じ効能の薬があっても、指示された薬を出さなければならない。
よく考えてみれば、病院の近くに薬局があるのはまさにその病院の処方箋をここで受け付けてますってことに他ならない。
先日、風邪をひいて耳鼻科に行ったときも、多分と思って病院を出たら横に薬局があった。
ということで、その病院で発行された処方された薬はその近所の薬局でもらえ。飲み合わせに関しては、医師や薬剤師に相談しよう。薬そのもや、お薬手帳を持っていくととても便利だ。
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