ActionScript
確かActionScript2.0から本格的なオブジェクト指向プログラミングが可能になった。これについて少し考えてみたいと思う。 まずActionScriptとは、JavaScriptに似ているスクリプト言語でFlashで動作する、いわば特殊なプログラム。もちろんFlashで使われるので、動画や音声の制御や物体の移動計算など、さまざまなことができる。一方、JavaScriptはプロトタイプ言語といわれており、オブジェクト指向の肝であるクラス(オブジェクトの設計図みたいなもの)の定義なるものはできない。その代わりに、すでにオブジェクトが用意されているため、それのクローンを作成して、手続き型でコードを記述していく。ActionScriptも最初はそうだったのだけど、最近の3.0ではオブジェクト指向で記述可能になったみたいだ。
オブジェクト指向の考え方自体はさほど難しくはないと思う。オブジェクト指向の代名詞とも言うべきJava言語は、全容を把握するのはとても困難。しかもあらゆるものがオブジェクト指向の概念で構築されているため、とても奥が深い。
じゃあActionScriptはどうなのだろう・・・という話は置いといて。問題はFlashがどういう現場で使われているかである。おそらくデザインとかの業界が多いはず。ActionScriptがかける人がいても、果たしてその中でどれくらいの人が、このオブジェクト指向でコーディングできるのだろうというのが率直なギモン。
常々思うのはウェブ業界というのはまさしくグレーゾーンであるということ。デザインは人をひきつけるためには必要だし、デザインはそのまま使いやすさに発展していくと思う。その使いやすさを実現するにはデザイン以外にも高度なプログラミングの技術がいると思う。最近はGoogleがちょっと面白いけど、あれもシンプルだけど、見やすいし、インターネット上ということで考えれば使いやすいといえるだろう。
というように、何かいろいろできなきゃいけなさそうなのがウェブ業界って感じがします。
ちなみにActionScriptのコードを使ったこんなサイトを見て思ったことです。ライブラリもかなりのもんです。