Nucleus CMS 3.41の進化
Nucleusが3.41にバージョンアップしたことをこの前書いたが、旧バージョンからのアップグレードではわからなかった進化があった。ただ見落としていただけなのだが。
スキンの機能がパワーアップしている。
Nucleusをよく使っている人ならお分かりだろうが、Nucleusのデザインテンプレートはスキンと呼ばれ、アイテムのタイトルやコメントフォームの周りなど部分的なものはテンプレートと呼ばれて管理画面上でカスタマイズする。スキンは、スキンディレクトリで.incファイルを作り、管理画面のスキン管理で、7種類のページの設定で、それぞれ<%parseinclude(header.inc)%>というように、分割したHTML(.incファイル)を読み込むというようにしていた。
これは3.3までの機能。
3.41からは「スペシャルスキンパーツ」と呼ばれるスキンを拡張するスキンを作成することができる。
今まで、.incファイルで読み込んでいたsidebar.incやheader.incをこのスペシャルスキンパーツに置き換えたようなものだ。これだと、例えば「RSS登録リンク」や「リンクリスト」をスペシャルスキンパーツで登録しておき、それをsidebarというスキンパーツに読み込み、これをスキンに読み込ませる(<%parsedinclude(linklist)%>などと書く)ということができる。
これは考え方次第だが、CMSというくくりで言うととても革新的な機能だ。.incファイルがいらないし、管理画面ですべてを更新できるということは、どこでもスキンをいじりたい放題である。もちろん今までの.incファイルのスキンも使える。
ただエディタは普通のTEXTAREAなので、ここの使い勝手が、つまりHTMLなどのコードが書きやすいエディタならとても使い勝手も上がるだろう。とにかく、今までとかなり違う仕組みに最初は戸惑ったが、考え方によってはとても便利な機能である。