ウェブ用ディレクトリ構成
ディレクトリ構成は以下のようにします。
/varの下はなんとなく嫌だったので、/homeの下にウェブ用のディレクトリ「www」を作ることにしました。
基本的にはwebmasterというユーザーを作成して、ウェブサーバーのユーザーに指定します。
SSH及びFTPでのアクセスはwebmasterまたはwebmasterと同等の権限、グループのユーザーで行います。もちろんこのあとWindowsとのファイルを共有するための仕組みを構築する際にもwebmaster権限でファイルのアクセス、書き込み、変更などを行うようにします。つまり、webmasterは結構都合のいいユーザーとして使用します。かなりかっちりしたサーバーを構築するときは、もっと熟慮しましょう。
webmasterのホームディレクトリにはウェブ素材を置かないようにします。ウェブ素材を置くディレクトリにはサイト(ドメイン)ごとに分けて設置し、ウェブサーバーのログもそれぞれに出力します。
デフォルトのドキュメントルートはlocalhostとしました。サーバー名でアクセスしたときは、このディレクトリに設置されているコンテンツを表示させます。なので、localhostディレクトリは必ず存在してなければいけません。
ここですることをまとめると以下のようになります。
- www以下はすべてwebmasterの管理領域
- Sambaの設定は/home/webmasterと/home/www
- /home/www直下のディレクトリ名はドメインと同じにする。
- /home/www/localhostはサーバー名またはIPアドレスでのアクセスに対応
- public_htmlがドキュメントルート。
このような設計にしておくことで、例えば物によってはドキュメントルートのディレクトリ名をhtdogsにしたり、ドメイン単位でのシステム設計やファイルレイアウトもしやすく鳴るでしょう。
で、実際に必要なコマンドは以下のような感じです。
# mkdir -p /home/www/localhost /home/www/dev1.example.com/public_html # chmod -p 775 /home/www # chown -p webmaster:webmaster /home/www