Wowza Media Server 2を使ってみる

カテゴリ: Wowza Media Server Proで作るストリーミングサーバー / 公開日: 2011年1月23日(日曜)15:17 / 投稿者: Tom Goodsun

Wowza Media Server 2を使うために、openSUSEをセットアップしました。
openSUSEではRPMが使用可能です。

Wowza Media Server 2のセットアップは基本的に1と変わりありません。
ですがバーチャルホストの設定が少し変わっていますので、注意が必要です。

そもそもWowza Media Server 2とは何なのかです。
Wowzaはマイナーバージョンアップし続けているのですが、Wowza2ではiPhoneやSilverlight向けのストリーミングに対応したもので、今年はじめにリリースされました。

デベロッパー向けの10アクセス制限付きライセンスをWowza1のときに取得していたのですが、これが使用できなくなっているみたいです。
インストールし終わった後に調べたのですが、Wowza 1から2への以降にはライセンスの更新を行わなければなりません。

ただこれができるのはUltimate editionだけのようで、無料で手に入るデベロッパーライセンスは新たに手に入れなければならないようです。
ちなみにアップグレード料がかかるみたいです。ライセンス形態も変化しているからでしょうか。

これは以下のページで詳しく説明されています。
http://www.wowzamedia.com/tradeup.html

ライセンス形態も変化しています。

  • Wowza Server Developer edition
    開発用エディション。無料で使えます。
  • Wowza Server Subscription edition
    月額料金を払うエディションのようです。複数台サーバーで運用する場合、ライセンスキーは共通の1つのみ発行され、それに比例して月額料金が変わるようです。
  • Wowza Server Perpetual edition
    これは一括支払いのエディション。Wowza 1のUltimate editionですね。こちらは1CPU1ライセンス。複数台サーバーの場合はそれぞれライセンスキーが必要です。
  • Wowza Media Server 2 for Amazon EC2 edition
    Amazon EC2に対応したエディション。大規模アクセス対応ですね。
  • Wowza Server Evoluation edition
    30日間無料で使えるみたいです。

では、バーチャルホストの設定方法です。
基本的にはWowza 1のときと同じです。ポート番号ベースでやって見たんですが、どうもうまく起動しません。
まず以下のファイルをバーチャルホストのconfディレクトリにコピーしなければなりません。

/usr/local/WowzaMediaServer/conf/HTTPStreamers.xml
/usr/local/WowzaMediaServer/conf/LiveStreamPacketizers.xml
/usr/local/WowzaMediaServer/conf/StartupStreams.xml

その上でバーチャルホストのconf/VHost.xmlの91行目のポート番号をほかのバーチャルホストとかぶらないように設定しなければなりません。
これはおそらく「Admin」という言葉ともともと設定されているポート番号の形式から、jconsoleでコントロールするときに必要になるんではないかと思われます。

ここまでしてバーチャルホストの設定が完了します。