Wowza Media Server 2を使ってみる
Wowza Media Server 2を使うために、openSUSEをセットアップしました。
openSUSEではRPMが使用可能です。
Wowza Media Server 2のセットアップは基本的に1と変わりありません。
ですがバーチャルホストの設定が少し変わっていますので、注意が必要です。
そもそもWowza Media Server 2とは何なのかです。
Wowzaはマイナーバージョンアップし続けているのですが、Wowza2ではiPhoneやSilverlight向けのストリーミングに対応したもので、今年はじめにリリースされました。
デベロッパー向けの10アクセス制限付きライセンスをWowza1のときに取得していたのですが、これが使用できなくなっているみたいです。
インストールし終わった後に調べたのですが、Wowza 1から2への以降にはライセンスの更新を行わなければなりません。
ただこれができるのはUltimate editionだけのようで、無料で手に入るデベロッパーライセンスは新たに手に入れなければならないようです。
ちなみにアップグレード料がかかるみたいです。ライセンス形態も変化しているからでしょうか。
これは以下のページで詳しく説明されています。
http://www.wowzamedia.com/tradeup.html
ライセンス形態も変化しています。
- Wowza Server Developer edition
開発用エディション。無料で使えます。 - Wowza Server Subscription edition
月額料金を払うエディションのようです。複数台サーバーで運用する場合、ライセンスキーは共通の1つのみ発行され、それに比例して月額料金が変わるようです。 - Wowza Server Perpetual edition
これは一括支払いのエディション。Wowza 1のUltimate editionですね。こちらは1CPU1ライセンス。複数台サーバーの場合はそれぞれライセンスキーが必要です。 - Wowza Media Server 2 for Amazon EC2 edition
Amazon EC2に対応したエディション。大規模アクセス対応ですね。 - Wowza Server Evoluation edition
30日間無料で使えるみたいです。
では、バーチャルホストの設定方法です。
基本的にはWowza 1のときと同じです。ポート番号ベースでやって見たんですが、どうもうまく起動しません。
まず以下のファイルをバーチャルホストのconfディレクトリにコピーしなければなりません。
/usr/local/WowzaMediaServer/conf/HTTPStreamers.xml /usr/local/WowzaMediaServer/conf/LiveStreamPacketizers.xml /usr/local/WowzaMediaServer/conf/StartupStreams.xml
その上でバーチャルホストのconf/VHost.xmlの91行目のポート番号をほかのバーチャルホストとかぶらないように設定しなければなりません。
これはおそらく「Admin」という言葉ともともと設定されているポート番号の形式から、jconsoleでコントロールするときに必要になるんではないかと思われます。
ここまでしてバーチャルホストの設定が完了します。